【必聴】南アフリカロック・最高にかっこいいおすすめバンド10選
南アフリカの、最高にかっこいいバンドを紹介します。2年ほど前に初めてDesmond and the Tutusを聞いて衝撃をうけてから地道に調べて、そこそこ詳しくなったので、恣意的におすすめを厳選しました。南アフリカ音楽のジャングルは、一度ハマったら抜け出せません...。
1. Desmond and the Tutus
Desmond and the Tutus - Kiss you on the cheek
2016年に来日して話題になったバンド。シンプルなのにセンスしか感じないギターと、人を馬鹿にしたような歌い方、しょうもないことしか言っていない歌詞のすべてが最高です。ギターは単音でフレーズを弾いて、比較的クリーンな音のことが多いのですが、存在感があり謎の中毒性もあります。上の動画はデビュー曲だそうです。個人的には「Enjoy Yourself」のアルバムがおすすめです。1曲目の「Tearing Up」の、陽気なドラムソロを聴いてテンションがぶち上がらない人はいないはずです。
2. Goldfish
GoldFish feat. Soweto Kinch - Late Night People
私が唯一心を許してしまったクラブミュージックです。ピアノ好きな人には騙されたと思って聴いて欲しいです。ハスキーな声と、ピアノ、管楽器隊が混ざって、とにかく色っぽい。そしてクラブミュージック特有の、盛り上げる所は死ぬ程盛り上げてくれる所も潔くて気持ちが良い。柄にもなく踊りだしてしまいたくなる音楽です。アルバムは「Late Night People」というアルバムがあります。音色は似ているのにバリエーション豊かに曲が収録されていて、最初から最後まで全く飽きません。
3. KONGOS
Come With Me Now - Kongos (High Audio Quality)
アコーディオンの音と、お腹にズンズン響いてくる重低音が、野性的で民族的な雰囲気を醸し出しています。上の「Come with Me Now」という曲は、アメリカのオルタナティヴ・ソングチャートで一位になったこともあるそうです。私はいつも夜の森の中で、怪獣がたき火を囲って踊っている所を想像してしまいます。1曲1曲がドラマチック且つ壮大で、アルバムを聞き終わると映画を1本見終わったような気持ちになります。アルバムは「Lunatic」がおすすめで、ジャケットもオルタナ感があって好きです。
4. Early Hours
Early Hours - Smells Like Summer
朝聴きたくなるような不思議なロック/ダンスミュージック。軽やかで爽やか。高音のギターがちょこまかと動き回っているかと思えば、ゴリゴリと地を這うベース音が聴こえてきて、心地よい忙しさです。動画を貼った「Smells Like Summer」は太陽の光でのんびり起きる休日の朝に聴きたくなるような、最高な曲です。そもそも曲名が良い。私も夏の香りを漂わせたいものです。
5. Nomadic Orchestra
管楽器がかっこいいインストバンド。ジャズともいえず、ファンクとも言えず、私にはカテゴリー分けができないバンドです。メロディーも独特で色っぽいし、その辺を歩いてそうなぽっちゃりのおじさんがすごくかっこ良く管楽器を演奏しているし、全体的に怪しいです。ただ、その怪しさが癖になって、ひたすら聴いてしまいます。管楽器の演奏素晴らしく、ソロパートは身を乗り出してしまいますし、後ろの方で控えめに刻まれているギターもリズミカルで良いです。おすすめのアルバムは「Move Your Things」。特に2曲目のMovie Tuneは、一番最初のギターコードを聴いただけで死ぬ程かっこいいと思いました。
6. Grassy Spark
Grassy Spark - Feel it (Live Parkwood Sessions)
こちらも管楽器隊と、良い意味で期待を裏切る展開が面白いバンド。とびきりのご機嫌ナンバーもあれば(Waste Of Time)、ワイルドにかっこいい曲もあれば(Living in A Paradise)、上のFeel itのようなちょっとレゲエっぽい要素の入った曲もあり、表情がくるくる変わって、聴いていてわくわくします。個人的には高音で鳴っているギターが可愛らしくてとても好きです。アルバムは2枚出てますが、両方おすすめです。
7. Beatenberg
02 Beauty Like A Tightened Bow
癒し系バンド。優しい歌声と美しいギターを聴いていると、涼しい風が吹き抜けて行くようでうっとりしてしまいます。ダンスミュージックっぽい要素もあり都会的で、曲の進行も全然予測できません。よくこんな曲作れるな...と素直に脱帽してしまいます。「The Hanging Gardens of Beatenberg」というアルバムを通して聴くと1週間分くらいの癒しをチャージできます。
8. Shortstraw
Desmond and the Tutusと一緒に来日していた、お気楽なご機嫌バンド。ぴょこぴょこ飛び跳ねているギターを聴くとこちらも飛び跳ねたくなります。全く何も伝える気がなさそうな適当な歌詞も大好きです。ジャケットももれなく可愛くてたまりません。一番のおすすめは「Good Morning, Sunshine」というアルバムです。
9. December Streets
December Streets - Wild Heart Ft. Thieve (Official Audio)
ちょっとスカしたダンスミュージック。でも悔しいことにすごく爽やかでかっこいいのです。クリーンなギターは綺麗で、ドシドシ響いているドラムも良い。ダンスミュージックなのに爽やかでポップって何だか不思議です。「Wild Heart」というアルバムがあります。
10. Al Bairre
Al Bairre - Let's Fall In Love Some More [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
かわいすぎるポップバンド。ウクレレの音と、女の子たちの歌声と、おそろいの服を着て演奏している様と、かわいいの一言につきます。カラフルなあめ玉みたいなバンド。バイオリンなんかも使われ面白い音色になっており、またもやジャンルの分け方が難しいバンドです。おすすめアルバムは、「Experience the AI Bairre Show with AI Bairre Experience」という不思議なタイトルのアルバムです。
以上です。琴線にガンガン触れまくる良作ばかりなので、1曲でも多く聴いてもらえたら嬉しいです。また南アフリカロックといえど、本当に多様な音楽があるので、「ロックは別に...」という方にも試して欲しいです。
追記:
南アフリカおすすめバンド第2弾を作りましたので、是非チェックしてみて下さい!
また、第2弾と合わせたYoutubeのプレイリストを作りましたので、時間のない方はBGMがてら流してもらえたら嬉しいです。
↓プレイリスト